2009年11月10日火曜日

【11月09日】 赤目、黄色目?




 メスが抱いている。



 巣を離れる。
 すぐに黄色目のオスがくる。





 
 下の写真は、我が家のバックヤードから10倍望遠目一杯で撮り、それをパソコンで拡大したものである。
 ポケットカメラでこれくらい撮れるのだから、もし一眼レフを使って20倍くらいで撮り、パソコンにつないでおけば、居ながらにして我が家で野鳥観察ができることになるわけである。



 この写真ではシッポの裏と黄色目が写っています。

 ところで疑問に思うことがある。
 メスが抱卵しているとき、オスは近くにいるはずである。
 フィグバードは電線に止まっていることが多い。
 この電線のフィグバードをいくら見てみても、赤目はいるが黄色目がいないのである。
 メスに抱卵を代わったとき、オスを追いかければいいのだが、そういうチャンスはなかなか訪れない。

 これ、想像なのだが、あの赤目の部分はもしかしたら、変色できるのではなかろうか。
 つまりカメレオンのようにである。
 内分泌物かなにかがあって、それが分泌されると赤目から黄色目に変色するのではなかろうか、と思うのである。
 その時期だが、抱卵状態あるいは抱卵状態にはいる前ではなかろうか。
 そういう特殊状態に入るとき、自然と何かのホルモンが分泌され目の色を変えるのではないかと思うのだが。
 もし、赤目がそのままの状態で抱卵状態に入ったら、これちょっとやっかいなことになる。
 この巣をみればわかるが、どちらかというと実に危ういところに巣がけしている。
 その分、ひじょうにうまく回りの木々にとけこんで、目につかないようになっている。
 こんな近場で、もし、真っ赤な目の鳥がいれば「ここに巣がありますよ」と宣伝しているようなものである。
 下に図鑑の写真を載せてみる。
 

 
● [Australian Bird]より

 これ、やはり抱卵しているときの写真である。
 フィグバードの眼の周りの赤はちょっとどくどくしい。
 これはもともとの赤ではなく、内分泌作用で変色できる赤であるからして、ああいう鮮やかさが出ているのではないだろうか。



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