2009年11月8日日曜日
【11月04日】 はす前の木に
● フィグバード(Figbird)の巣
【 はじめに :いいわけ】
「続・野鳥と遊ぶ」を終了したのが先月末。
一週間少々でこの一稿を書くはめになってしまった。
終了を宣言したところで、クリークには毎日出かけていっている。
何しろ、狭いタウンハウスのこと。
一日中家に居てはどうにも体の置き所がなくなる。
そんな中では、朝晩の散歩は絶好の気分転換になる。
ポケットカメラをぶるさげて、何か撮れるかな、と思いながらクリークへ。
実際、新しい鳥を1つ撮影できた。
その前の夜、激しい雨がふったので、ちょっと状況が変わったので飛来したのであろう。
クリークではなく山の方で撮った写真を整理したら、10ほど未紹介の鳥が出てきた。
中に調べても名の不明なものが2鳥いる。
これらは、「folder」サイトに載せるつもりである。
ではなぜフィグバードを書くことにしたか。
フィグバードはブッチャーバードの稿でも合わせて書いており、もうおなじみのポピラーな鳥である。
改めて終了したいま取り上げるほどのものではないのであるが。
そうもいかない事情がある。
というのは、「巣を見つけた」。
もちろん、大した事情ではない。
が、それがバックヤードのはす前、我が家の庭からカメラを構えるとその巣が撮れる位置にある。
それも、高い木のうえではなく、地上2m半ほど。
巣の中のタマゴは見えないが、抱卵している親鳥の顔が撮らえられる低さ。
我が家のはす前、抱卵している鳥を写すことができるとなると、抱卵時期という自然条件を考慮に加えると、これは少々無理しても、「続・野鳥(補)」ということで載せておいた方が無難だ、と判断するに至ったというわけである。
まあ、もったいつけた能書きを書いたが、つまるところこういうチャンスはあと1年回らないと出会えないだろうからから今のうちにやっつけてしまおう、ということである。
【11月04日】 はす前の木に
巣を見つけたのは11月04日のこと。
物語はここから始まる。
といっても今日は11月08日、たった5日しかたっていないのだが。
フィグバードについては先に「黄色目」がいるという話をしていた。
実際、図鑑にも載っており、わたしも写真に撮っている。
が、最近それが見つからないのでちょっと気になっていたが、やっと見つけた。
ちょっと「赤目っぽく」みえるが、黄色である。
この眼でしっかり確かめた。
「赤目」の「アカ」は、気持ち悪くなるほどの「真っ赤」である。
これは幼鳥で大きくなると赤になるのではないかと言われそうだが、観察しているかぎりでは赤目はヒヨコのときから赤目である。
これだけの大きさに育って、まだ幼鳥ということはない。
このとき、偶然一緒にみつけたのが上の巣である。
この巣、頭の写真でわかるように、スカスカ。
前に書いたが、フィグバードの巣の下でクッションのようなものを2つ拾っている。
巣の下、周りにこのクッションを敷き詰めて卵を孵すのがフィグバードであると思っていた。
よって、この日は「使用済みの巣」を見つけてしまった、という判断であった。
驚いたのはこの巣の位置である。
地面から2m半ほど、歩道から同じような距離。
確かに枝葉に隠れてみにくいが、あまりにも至近な距離。
えらく危ういところに巣を作ったものだと、ちょっとアングリ。
と同時に、使用済みになっているから、この巣は相当前からそこにあったはずである。
それを見つけられたかったというおのれのうかつさに、「野鳥と遊ぶ」などと大仰な記事を書いてきたことに内心赤面してしまった。
下の写真では左が歩道。
右上に巣が見えます。
広角なので高さがありそうに見えますが、実際は低いです。
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